ここからはじまる

HU35 クリエイターズ・チャレンジ

参加資格は、35歳以下。新世代<映像クリエイター>発掘&育成プロジェクト、「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ」、始動。

受賞作品決定!

応募総数849企画の中から、グランプリとオーディエンス・アワードが決定しました!

グランプリ受賞

「まんたろうのラジオ体操」老山綾乃

オーディエンス・アワード受賞

「速水早苗は一足遅い」上田迅

CONCEPT

スマートフォン1つあれば、インターネット上で映像作品を発表できる。1億総クリエイター時代の“今”だからこそ、エンタメ界の未来を切り拓く若い方々に自由なアイディアから生まれた新しい物語を《世界》へ届けてほしい。この願いから、動画配信サービスのHuluが、新世代の“映像クリエイター”発掘&育成プロジェクト「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」をスタートする。参加資格は、35歳以下であること。選考を勝ち抜いたファイナリスト5名は、映像制作のプロによるサポートと制作費支援のもと、自らの企画を映像化。完成した5つの作品は、Huluで配信され、各界の第一線で活躍する審査員によってグランプリ作品を選出。グランプリ受賞者には、賞金とHuluオリジナル新作の監督権が約束される。

世界は、ここからはじまる

COMMENT

誰でも気軽に映像を作れる時代なのに、なぜエンタメ作品を作れるチャンスはこんなにも少ないかと感じることがあります。『いつか自分の作品を作るために』と日々努力を積み重ねている私と同じU35世代のクリエイターと、“本当に面白い”と思う作品を一緒に作っていきたい。その想いから、Hulu U35クリエイターズ・チャレンジを立ち上げました。皆さんの「オリジナリティ」「アイディア」「キャラクター」を盛り込んだ、これまでに見たことのない【ストーリー】を教えて下さい。是非、一緒に作り上げましょう! Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ 企画プロデューサー 中村好佑

JUDGE

審査員長

映画監督

沖田修一

「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」の審査員長を務めさせていただきます、沖田修一です。僕はまだ44歳なので、たいして歳が変わりません。変わらないと思っていますがどうなんでしょう。映画は企画の段階が特に楽しいです。夢いっぱいです。こんな映画があったらいいのにと、わいわい話す時がどれだけ楽しいか。考えるのはタダ。自由な発想で、自分も負けてられないと奮い立つような、たくさんのアイディアに会えるのを楽しみにしています。

PROFILE

1977年、埼玉県生まれ。2001年、日本大学芸術学部映画学科卒業。短編自主製作映画数本を経て、『鍋と友達』(02)で第7回水戸短編映像祭グランプリ受賞。初の長編『このすばらしきせかい』(06)を発表。『南極料理人』(09)で商業映画デビュー。全国公開されヒット、2009年度新藤兼人賞・金賞、第29回藤本賞・新人賞などを受賞。『キツツキと雨』(12)はドバイ国際映画祭で日本映画として初めて三冠受賞、吉田修一原作『横道世之介』(13)では、第56回ブルーリボン賞作品賞、第5回TAMA映画賞最優秀作品賞はじめ日本の映画賞を総ナメにし、パリのKINOTAYO映画祭でもソレイユ・ドール観客賞(=グランプリ)を受賞するなど、国内外で高い評価を得た。『モリのいる場所』(18)でも第10回TAMA映画賞特別賞、第40回ヨコハマ映画祭脚本賞など多数受賞し、日本映画界の次代を担う監督として期待されている。公開待機作には上白石萌歌主演『子供はわかってあげない』(21年夏予定)がある。

劇作家・小説家

本谷有希子

時々、映画やドラマを観ていると、「どういうつもりでわざわざ予算と労力をかけて、こんな、死ぬほどどっかで観たことあるような作品を作ろうと思ったんだろう。これ、制作した大人が本気で面白いと思ったんだろうか」と憤りたくなることがある。
思うに、そういう作品は「どうしてもこれを作りたい」と真剣に思って関わってる人が不在なんじゃないか。バズりそうなものとか、ウケそうなものとかどうでもいいから、とにかく作り手が「これ、最高に面白いやんけ」と思い込んでるものが観たい。人にどう思われるかとか、どうでもいいです。自分が観たいものを正直に作って下さい。それが私にも結果的に面白ければ、審査を無事、通過すると思います。

PROFILE

1979 年7月14日生まれ。石川県出身。2000年「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、主宰として作・演出を手掛ける。2006年上演の『遭難、』で第10回鶴屋南北戯曲賞を受賞。2008年上演の『幸せ最高ありがとうマジで!』で第53回岸田國士戯曲賞を受賞。小説家としても活動し、2011年に『ぬるい毒』(新潮社)で第33回野間文芸新人賞を受賞。2013年、『嵐のピクニック』(講談社)で第7回大江健三郎賞、2014年には『自分を好きになる方法』(講談社)にて第27回三島由紀夫賞を受賞。2016年、『異類婚姻譚』(講談社)で第154回芥川龍之介賞を受賞した。

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